9月18日(木)、千駄ヶ谷日本語学校の留学生で防災委員を務める14名が、池袋防災館にて防災体験活動に参加しました。

本校では、地震対応訓練などの避難訓練を実施する際、各クラスのリーダーとして率先して避難を誘導する「防災委員」を設けています。
今回は「基本ツアー」に参加し、「地震体験」「VR防災体験」「消火体験」「煙体験」の4つを体験しました。プログラムは13時〜14時40分の1時間40分で構成され、インストラクターの方の案内に沿って実施しました。
地震体験⛑️
インストラクターの説明を受けた後、日本で最大級の地震とされるマグニチュード9.0・最大震度7の「東日本大震災」の揺れを再現した体験を行いました。学生たちは強い揺れを感じると、すぐに机の下に隠れて身を守る行動を取り、冷静に対応できていました。とはいえ、実際に大きな地震を経験したことがない学生も多く、「とても怖かった…」という声もありました。



VR防災体験🥽
約25分間の映像をVRゴーグルで視聴し、「地震・火災・風水害」の3つの災害を疑似体験しました。映像では災害時に“取ってはいけない行動”が例示され、その後「本来どう行動すべきだったのか」を学び直す内容になっており、非常に実践的でした。

消化体験🧯
消火器の使い方を学んだあと、実際に液体タイプの消火剤を使い、大型スクリーンに映し出された炎を消す体験を行いました。手順を一つひとつ確認しながら操作し、見事に火を消すことができました🔥




煙体験💨
煙の性質について学び、煙が充満した空間で出口を探しながら避難する体験を行いました。無害の煙ではあるものの、実際の火災を想起させる匂いや視界不良の環境が再現されており、リアルな避難訓練となりました。学生たちは、腰を低くし、口元を抑えながら、冷静に避難をする事ができました。

【動画】実際に煙体感をしている様子
まとめ
今回の防災体験活動を通じて、学生たちは「もしものときにどう行動すべきか」を実際に体験しながら学ぶことができました。
防災委員としての責任感を持ち、災害時に自分や仲間を守る行動力を身につけることは、安心して学校生活を送るうえでも大切なことです。
千駄ヶ谷日本語学校では、今後も学生の安全を第一に考え、定期的に防災教育を行ってまいります。
